日本語教師になったら必ずぶつかる壁といえば、文型の導入・練習後の活動(アクティビティ)ではないでしょうか。
楽しいゲーム感覚のタスクがしたいけど、アイディアが思い浮かばない…(泣)
初級クラスでのネタに困って、いつも教案作成に時間かかっちゃう…。
こんな悩みを抱えてる日本語教師、少なくないはず!!(ちなみに、私も毎回苦労してます…)文型導入に苦労したかと思えば、今度は練習後の活動…。授業を円滑に進めるためにも、準備はすっごく大切。でも、アイディアが…。時間だけがただただ過ぎていく…(遠い目)。
そんなときにおすすめなのが『おたすけタスク初級日本語クラスのための文型別タスク集』です!!!
【日本語教師必須アイテム】おたすけタスク初級日本語クラスのための文型別タスク集
どんな本?
2008年に発売された初級文型を楽しくコミュニカティブに教えるためのB5版のタスク集(全274ページ)です。教える項目をすぐに探せるよう文型別に配列されています。授業で使いたいと思った活動は、すぐにコピーして使えるようにシートやカードになっています。CD-ROM付きで、絵カードやタスクシートはJPEGで収められています。「現場でうまく生かすためのコツ」というコラムもあり、とても参考になります。付録には十二支、動物カード、乗り物カード、季節行事カード、職業カード、世界・日本白地図、レストランメニュー、道路標識カードなど「こんなのが欲しかった!」というイラストがたくさん入っています。最小の準備で授業を行うためのおすすめの一冊です。
アクティビティーの内容が簡潔でわかりやすく、字体が教科書体になっているところもGOOD。『絵で導入・絵で練習』と同様に新米日本語教師時代にすっごくお世話になりました。
本書の構成
見開き2ページの左側にタスクで扱う文型、ゴール、活動の種類(活動の人数やゲーム、Q&Aなど)、活動に必要なものが記載されています。次に活動の手順、活動を行う上でのアドバイスや活動で必要な語彙の一覧もあります。そして、右側にはタスクシートやタスクカード、絵シートや絵カードがあります。そのまま人数分コピーすることもできますし、点線に沿って切り離すことも可能です。
学習者が知らない語彙があれば、活動の前に導入することができますね!
最後に
今回は日本語教師の必須アイテム『おたすけタスク初級日本語クラスのための文型別タスク集』について紹介しました。1冊3080円するので、値段だけ見ると購入を躊躇ってしまう方もいるかもしれませんが、アイディア満載の初級で使える活動がたくさんあって、しかもCD-ROM付きです。新米日本教師の方はもちろん、教師歴の長い方も参考にしながら自分なりにアレンジを加えたりして使えるので、持っていて損はありません。
まだ持っていない人は是非チェックしてみてくださいね!
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